日経平均株価について
日経平均という言葉をよく聞くけれども、一体どのような意味なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
これは日本経済新聞社が算出している株価指標であり、その名前の通り日本経済を代表する225銘柄の平均値を表した数字で日本経済市場のバロメーターとなっている数字です。
225銘柄を取り扱っていることから、日経225という呼ばれ方もしています。
一企業の独自の株価指標にしか過ぎませんが、古くから用いられているということもあって代表的な株価指指標になっています。
大まかに日本経済市場がどのような状態にあるのかを把握するのに優れた指標ですが、欠点としては単純に株価を平均化した数値を表しているので、値嵩株の影響が大きいという問題があります。
例えば220銘柄が上昇をしているにも関わらず、上位の5銘柄の株価が大きく値下がりをしているというだけで日経平均は下がってしまうことから、純粋に日本経済市場の状態を表しているとは言いづらいものとなってしまっているのです。
そのため、単純に日経平均が上昇しているから景気が良いと判断をすることができず、逆に下落をしているから悪いと判断しきれないのが日経平均の欠点となります。