黒子のバスケ「ラストゲーム」について
黒子のバスケは2009年に連載が始まり2014年に完結するまで常に高い人気を保ち続けたバスケットボール漫画です。試合に先発出場する選手ではなくシックスマンと呼ばれる役割の選手を主人公にするという現実のバスケに漫画的な演出を加えた作風は、スポーツ漫画として完成度が高かったことに加えて登場人物が非常に魅力的で特に女性読者を中心に支持されていました。
本編が終了した後はエクストラゲームとして後日談が描かれましたが、その後日談が映画化された作品が「黒子のバスケ ラストゲーム」です。
ラストゲームでは主人公である黒子テツヤが所属する高校が全国制覇を成し遂げた後の話になります。黒子を含むキセキの世代と呼ばれる選手が中心となっている日本チームとアメリカのチームが対戦するというあらすじですが、実は本編中にも同じカードの対戦が行われています。
そのときは日本チームが圧倒的な力を見せつけられて敗北するという内容でしたが、映画のラストゲームではまた違った展開が描かれています。
ラストゲームの魅力はアニメシーンの動きです。バスケットボールは選手とボールの動きが非常に速いスポーツですが制作会社の高い技術力によって見事に再現されているのです。