広島カープの総年俸は、約20億円で、この金額は12球団で最下位となっています。
もちろんトップは巨人で、トップの巨人の45億円に比べて、半分にも満たない金額となっています。
広島カープは、12球団唯一の独立採算性の球団となっていて、ほかの球団のように親会社は存在しません。
現在マツダはカープの株を持っていますが、経営にはタッチしておらずお金も出していませんから、貧乏球団といえます。
ほかの球団なら、有力選手を引き留めるため、高い年俸を提示して引き留めることができます。仮に球団が赤字になったとしても、親会社が補填してくれますから、こういったことができますが、広島カープの場合、補填してくれるような親会社はありませんから、高額な年俸を出すことができず、有力な選手を引き留めることができません。
ただ、広島カープは、FAで有力選手を獲得するよりも、生え抜きを育てることで、勝てるチームとなっていきました。
前田健太や野村祐輔、堂林翔太などの生え抜きを育て、お金をかけずに結果を出すことに成功しました。
苦しくても、お金がなくてもひたむきに頑張っている選手の姿を見て、広島のファンだけではなく、全国的にファンが急増しています。